きっかけ

『こんばんは~!少林寺拳法の稽古は終わりですか~?』
緊急事態宣言下、20時で修練を終え、帰宅の途に就こうと表に出たタイミングで、スクーターにヘルメット姿の女子が問いかけ。
 
どういんちょー「すみません。コロナ対策で20時までなんですよ~。体験希望ですか?」(^^;)
女子『はい、或る小説を読んで、少林寺拳法に興味を持ち、ネット検索して来ましたぁ!』
(ピンときた)どういんちょー「『天の瞳』かな?倫太郎の成長を通して物語が展開する灰谷健次郎さんの…」
女子『(嬉しそうに)そうです!『天の瞳』ご存じなんですか?』
どういんちょー「そりゃ少林寺拳法やってるから知ってるよ。本も全部読んだよ」(内心 読んでて良かったぁ)
女子『(ニコニコしながら)まだ読み始めたばかりなんです』
どういんちょー「少林寺拳法体験してみますか?」
女子『はい、お願いできますか?』(^_^)
というわけで、この女子ことOさんは2回ほど修練に参加体験してくれています!!
入門して欲しいなぁ (^o^)
 
でも嬉しいですよね!少林寺拳法関連の書籍を読んでとか、DVDを観てとかで興味を持ってもらえる。
『天の瞳』以外にも、
『風流あじろ笠』こりゃないかな???
『秘伝少林寺拳法』もう絶版…
『少年拳士サスケ』谷上先生が急逝され残念ですが、マンガ本の再発行出来ないもんですかね~?
『少林寺拳法』千葉真一さん主演だけど古すぎか…
以前と比べ、本屋で本を手に取るとか、レンタルビデオ屋でDVDを探すとかいう時代でなく、 情報を取ろうとすれば、SNSやYouTubeなどネット社会の中でほぼ瞬時に取れる時代。
「少林寺拳法」を常にアップデートできなければ、アッという間に情報の洪水に沈んでしまいます。
 
かつて大御所の先生からこんな話をお聴きしました。
『金剛禅運動(幸福運動)が目的であり、そのエサが少林寺拳法である。以前は青年がそのエサに食い付いた。
今は子どもが食い付くが、青年は食い付かない。いま青年を食い付かせるエサは何なのか?模索中だ』
 
未だに、少林寺拳法に食い付かせるエサが見つかっておらず、というより多様性の時代に対応しないといけないのであり、そのような観点で、『少林寺拳法で介護ができる』や『少林寺拳法健康プログラム』をエサとするのもアリでは…。
もちろん、「介護」や「健康プログラム」が目指すべきところも理解し、市民もそれを目的としているのかもしれません。
そのようなことを尊重しつつも、どういんちょーとしては、これらの内容をしっかり把握しておくべきだろうなぁ
 
人の心が食い付くエサを模索中…
 

いいね! 6人