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2019 九州地方教区 講習会 in 八代

2019年10月13日(日)、熊本高等専門学校八代キャンパス(八代市)において、「金剛禅総本山少林寺公認 九州地方教区講習会」が開催され、九州各地から107名の拳士が集いました。福岡県からは23名の拳士が参加しました。
本山教師は、兵庫県の鈴鹿正成先生(川西南道院長)でした。


最初は達磨祭(導師:有村利雄・九州沖縄総代)で、別会場で開催していた「九州女性拳士交流会」に参加する拳士も加わり行いました。

それから、鈴鹿先生による法階講義、鈴鹿先生と飯塚久雄・長崎県教区長による僧階講義。
午後からは、資格別に分かれ、易筋行(指導:鈴鹿先生、有村総代、益永亮・福岡県教区長)を行いました。

限られた時間でしたが、九州各県の拳士間の交流を図ることができました。

*写真の提供は、人吉球磨川道院の合田香氏(幹部)です。ありがとうございます!



2019年度 公認福岡県教区講習会

2019年8月25日(日)、「2019年度金剛禅総本山少林寺公認 福岡県教区講習会」(9時~16時。受講者数86名)を大野城市南コミュニティセンターにおいて開催しました。
開催の目的は、「金剛禅門信徒としての教化育成・資質向上を目指すとともに親睦や交流を深めること」にあります。

 
派遣講師は、少年部指導者講習会や少林寺拳法かるたの製作者でお馴染みの「中山文夫」先生(三重千種道院長)で、地元講師は、浦一・福岡中央道院長と益永亮・福岡県教区長・福岡玄洋道院長。

 


鎮魂行に始まり、①全体基本(少年部指導における留意点と実践例や相対修練・受けの練習を中心)、②科目修練(少年部指導における留意点と実践例を中心)、③法階講義『金剛禅の教義』、僧階講義(対象別に3講義を実施)、⑤座談会(4~5名で構成する班ごとで選択テーマを語り合う)、⑥選択科目修練(事前アンケートに基づいて3グループで実施)でした。

 


今回の講習会は、前年度よりも多くの受講者が集い、僧階を持っていない拳士の参加も多く、僧階・金剛禅への理解を深める良い機会となりました。
座談会テーマや選択技術では、受講者の要望に応えるべく、事前にアンケートを実施しました。
座談会では、「他人に対して、地域に対して、少林寺拳法ができることは」「道院(部内)修練・行事について<修練内容、周年行事、イベント、ワークライフバランスなど>」「拳士数増加のために施策と効果について<新入門獲得・修行継続など>」「少年部の稽古で特に気をつけていること<指導方法、障がい児童対応、パワハラと熱血の違いなど>」「いま自分の道院で抱える問題や課題は<後継者、保護者との信頼関係、拳士数減少など>」について、和気あいあいの中にも、熱く、真剣に対話が進められていました。


また、遠く三重からお越しいただいた中山文夫先生の面白おかしくかつ分かりやすい講義や技術指導に、受講生も満足していただけたようです。中山文夫先生ありがとうございます! (^人^)
反省点としては、授業コマが50分と短かったため時間に追われた感があったことから、「もう少し話をしたい、伝えたい」「講師陣からもっと話が聴きたい、技術を学びたい」などの要望がありましたので、今後改善して参ります。

2020年度も「公認福岡県教区講習会」を計画していますので、是非ご参加いただき、みんなで盛り上げましょう!!




2019年度 第1回 けんゆう塾

 2019年6月30日、福岡北道院において「第1回けんゆう塾」(金剛禅勉強会)が開催され、『見たい 知りたい 学びたい』18名の拳士(所属長や幹部拳士が中心)が、道院・支部の垣根を超えて、中村秋尚(なかむらあきひさ)塾長の元に集いました。

  
全員で作務(雑巾掛け)、鎮魂行と進んでいくと… ここからが今回の特徴的内容!
中村塾長の提案で、開塾前に番号札と『自己紹介(拳歴・立場)、少林寺拳法に共鳴している点、修行の中の疑問点、参加目的』という課題用紙が配られており、それに基づいて番号札順に、ひとり2分間のスピーチがスタート。

     
きちっと時間どおりしゃべる拳士もいれば、大幅に時間を超過する拳士もいましたが、一人ひとりが今回の「けんゆう塾」に、熱い思いで参加していることを確認できる有意義な時間でした。


易筋行では、中村塾長が基本や法形を実施しつつも、絶妙なタイミングで即座に解説(法話)を挟んで行きます。

 
「人づくりとは?」「人から信頼される人になること」「そのために、どんなことをしているか?」「自分が良いから、他人も良いと思うのか?」「それは分からない」…
「理にかなっているとは?」「理とは?」「みんなバラバラ」「お互いに理解していないのでは?」
「きれいな構えとは?」「踵はつけない」「人間の身体の仕組みは神がつくった」「神を信じてやる」
矢継ぎ早に、問いや理念が、中村塾長から塾生に投げかけられます。


中村塾長が、高校卒業と同時に少林寺拳法普及のため、四国から九州へ単身乗り込まれた時の話では、「自分で考えるしかない」「本山に常に帰れる訳ではないから必死で覚えた」と当時の中村塾長の覚悟を窺い知ることができました。


「八方目の修練は、肩だけ動かし、ほかは動かさない」
「逆突は肘を付ける。前膝の上に頭が来る。前足の親指に力が入る。足捌きをスッ、スッ、スッと動かしながら突けるか?」
「寄抜 取らせ方が悪いのか?身体が正面を向いて悪いのか?」
「掛手の重要性」
「必ず鈎手守法になるは誤解。直ぐに抜けるのが良い」
「巻抜も止まらないこと」
次から次へと、技術に関するポイントが告げられていきます。
参加した拳士は、思わずその雰囲気に呑み込まれ、あっという間に時が経ってしまったというのが実感ではなかったでしょうか。

 
そして 意見交換会… 中村塾長も塾生も口をつぐむことはありませんでした。
「みんな中村塾長としゃべりたいんだなぁ」ってことがよく分かりました。
瞬く間に時間は過ぎ去り、「第1回けんゆう塾」を無事に終えることができました。


やはり今回も、参加した拳士の皆さんが自らの意志で臨んだ結果、福岡北道院の専有道場内に凄まじい熱気が満ち溢れていました。

  
また、中村塾長と奥様のご理解、福岡北道院の幹部拳士(中島さん、宇都さん、池田さん、児玉さん)の皆さんにご尽力いただいたお陰で、充実した時間を作ることができました。ありがとうございます! 合掌再拝




合同達磨祭~福岡市西部小教区の報告

 

2019年10月27日、合同昇級考試実施後、福岡市西部小教区合同の達磨祭を挙行いたしました。

 

福岡市西部小教区では、各種行事の導師は順番で回しており、この日の導師は、益永亮・福岡玄洋道院長が務めました。

参列者全員で、釈尊の正しい教え(遺教)と達磨大師が遺された行法(遺法)を確認すると共に、今後も一層、金剛禅活動に邁進することを誓い合いました。